


この一見何の
変哲もないジャム。
昭和5年に創業した神戸の食品製造会社が作っています。
この会社、実は、三越伊勢丹、高島屋、Dean & Deluca、オイシックスなど、名だたる有名百貨店、高級食料品店のバイヤーから、
・おたくの商品を扱わせてほしい
・プライベートブランド商品を作ってもらえないか?
・一緒にコラボ商品を作りませんか?
という引き合いが後を絶たない、知る人ぞ知る会社。
いったい何が彼らの心をつかんでいるのでしょうか?
Challenge 小さな漬物屋が始めた挑戦
ミッテラン大統領がヘリコプターで
通う
田舎の小さなレストラン

昭和49年、神戸で漬物屋を営んでいた「樽正本店」二代目社長の石川徹は、フランスのマルセイユから車で5時間かけて、ある小さなレストランを訪れていた。
ミッテラン大統領が、わざわざヘリコプターを出してまで足繫く通うという「フランス伝統料理」を味わうのが目的だ。先代が始めた奈良漬の製造販売は順調だった。
しかし、石川には野心があった。それは、伝統の食品保存技術を使って新しい商品を開発すること。そのためのヒントを得ようと、わざわざフランスまで足を運んだのだった。
衝撃的なジャムとの出会い

パトリック・パジェスというシェフの作る料理はどれも絶品だった。特に気に入ったのがメインの料理ではなくデザートのゼリーや付け合わせのジャム。芳醇な香りと滑らかな舌触り、甘みと酸味の絶妙なバランス、そして美しい色。すべてが完璧だった。
さらに衝撃を受けたのは、ゼリーもジャムも果実と果汁、砂糖以外一切何も加えていなかったこと。
「果物と砂糖だけでこんなものを作れるはずがない!」
当時ジャムの製造も手掛けていた石川には、にわかに信じられなかった。
フランス人シェフの来日

「このジャムをうちでも作りたい!」
いてもたってもいられなくなった石川は、帰国後すぐに代理人を通じて、「日本に来てこのジャムの作り方を教えてくれないか?」と交渉を始めた。
最初は首を縦に振らなかったパジェスだったが、石川の熱意にほだされ、一度だけ日本に来ることを約束してくれた。
拍子抜けするほど
シンプルなレシピ

パジェスのジャムの作り方は驚くほどシンプルだった。
小さい鍋に切った果実を入れて炊き、砂糖を加えるだけ。たったそれだけ。
「これで本当にあの味がだせるのか?」
実際、言われた通りやってみても、パジェスとは違うものができる。香りも弱いし甘ったるく色も美しくない。
一見単純に見えるが、そこには微妙な火加減や、その時々の果実の状態によって変わる加熱時間、そして砂糖の量や加えるタイミング。長年の経験から編み出された熟練の技が詰まっていた。
遠慮を知らない奴

帰国までの間、わざわざ日本に来てくれたお礼をしようと、石川は知り合いのつてをあたり、ホテルの高級レストラン、料亭と、いくつもの有名店を予約し、パジェスを接待した。
そして別れの日、「石川さん、色々なところに連れて行ってくれてありがとう。どこもいい店だった。料理のバラエティーも、接客も一流。食器も美しかった。ただ、これから食の世界で生きていくあなたには、あえて一つだけ厳しいことを言わせていただく。どの料理人も料理の本質が分かっていないと感じた。なぜなら、どの店も食材の吟味が甘いからだ。」
この男、遠慮というものを知らない奴だな。
一番大切な教え

その後、何度も何度も試作を繰り返すことで、かなりパジェスの味に近づいたと感じていた。しかし、フランスで味わったあの感動はなかった。
「何か違う。何かが足りない。」
「もう、このまま販売するしかないか。」
なかばあきらめかけていた石川の脳裏に、ふとパジェスの言葉が浮かんだ。
「どの店も食材の吟味が甘い」
「そうだ、材料だったんだ!」
ジャムに最適な希少品種の探索

石川は、ジャムに使う果物を一から見直すことを始める。
イチゴやオレンジ、レモンなど、全国から様々な品種を取り寄せ何度も試作。そこでわかったことは、食べておいしいとされる甘くて高級な品種は、ジャムにするとまったくおいしくないということだ。 そして、ついにジャムにすることではじめて味や香りが最高に引き立つ、希少な品種を見つけ出した。
次に気になったのが、農薬の使用などのトレーサビリティーだ。
一切の妥協を許さない石川は、自社農園を作りジャム用の品種を栽培することを開始。さらに、自社で栽培できないものは契約農家にお願いし、有機栽培や減農薬で育ててもらうようにした。
こうして日本の厳選素材をフランスの伝統製法で仕上げた、他にはない独自のジャムが誕生した。
「フランスの小さなレストランで味わったあの感動を、より多くの人に伝えたい」
その想いは、百貨店のバイヤーを通じて、少しずつ実現しはじめている。



粒いちごジャム
苺、甜菜糖、レモン果汁以外、何も加えずに作ったいちごジャム。ゲル化剤のペクチンや酸味料、香料などの食品添加物は使わない「完全無添加」。
苺は国産の「小粒で酸味と香りの強い品種」を使用。遺伝子組み換えではない北海道産の甜菜(ビート)100%の甜菜糖と、防腐剤やワックスを一切使わない愛媛県岩城島のレモンを絞った果汁を使用。
甜菜糖のさわやかな甘みと苺の強い酸味、香りの絶妙なハーモニーをお楽しみいただけます。

レモンマーマレード
&シャンパン
食品添加物を使わずレモンと甜菜糖で作ったマーマレード。隠し味にフランスシャンパーニュ産のスパークリングワインで、リッチな風味を加えました。
愛媛県岩城島のアレンユーレカという苦みの少ないレモンを、鮮やかな色を損なわないよう皮と身を別々に、北海道産甜菜糖でゆっくりと炊き上げました。
フタを開けると、まずその鮮烈なレモンの香りに驚かれると思います。

生姜レモン茶
お湯で割ったり紅茶に入れると、とてもおいしいドリンクとしても召し上がれるジャムです。
国産の香味豊かな生姜。愛媛県岩城島のレモン、国産「百花はちみつ」、さらに、香川県三豊市の「熟成ネーブルオレンジ」と、贅沢な素材をふんだんに使い仕上げました。
オレンジの輪切りとそのほかの材料を別々にじっくり炊き上げることで、生と変わらぬ色鮮やかなオレンジ色を保っています。舌だけでなく目でも楽しんでいただける、おもてなしに最適な一品です。
Recommender 推薦者の声


天野 芳恵 様
株式会社パントリークローゼット 代表取締役 / フードキュレーター
元DEAN&DELUCA 執行役員兼ブランドディレクター


鎌田 良 様
株式会社フードアンドパートナーズ 代表取締役
NPO法人発酵文化推進機構 特別研究員
素材の美味しさを最大限に引き出す技術に感動
私が初めて樽正さんの商品を食べたとき・・・、それは「苺ジャム」でした。
蓋を開けた瞬間に広がった美しい香り。苺畑で採れたての苺を食べたような、そんな甘い苺の香りに包まれた記憶が、今でも鮮明に残っています。これはただ者ではないな。食べてみると、ひと瓶の中にたっぷりの苺が使われており、雑味が一切なく、自然味あふれる幸せ感が残りました。
信頼できるものづくりを行う企業であることを、この「苺ジャム」が物語っておりました。
自然な色合い、優しい香り、素材が持つ本来の味わい、見事な味の調和。
樽正さんの全ての商品に共通する、私の感想です。使用している原材料はシンプルながら、素材の率直な美味しさを最大限に引き出す加工技術は、素晴らしいものだと感じています。
樽正さんの商品は、丁寧につくられているのが実感できる商品です。香りから美味しさ、最後の余韻まで、幸せに満たされる味わいを楽しめますので、是非おすすめです。


Reason
樽正のジャムが
選ばれる3つの理由

厳選した国産素材と食品添加物完全無添加心と体までホッとリラックスできる本物の滋味
ジャムにすることで味や香りが最高に引き立つ品種の果物、さわやかな甘みの甜菜糖やハチミツ、香味豊かな生姜など、国内の契約農家が生産する厳選された素材を使用。これらの材料を食品添加物を一切加えず、手作業の伝統製法で、じっくりと時間をかけて炊き上げています。
豊かな滋味を持つ本物の食品は健康に良く、心と体の隅々までリラックスさせてくれます。
お客様から「食べるとホッとして穏やかな気持ちになるんです」とよくお声をいただくのも、こうした理由からです。

もぎたての生の果実のような鮮やかな香りと色そして酸味と甘みの絶妙なバランス
一般的な製法で果物を加熱してジャムを作ると、茶色っぽい色になり見た目もおいしそうではなくなってしまいます。樽正のジャムは果実の種類に合わせてそれぞれ火加減、加熱時間を調整することで、美しい生の果実の色や香りをそのまま保つように製造しています。
また、果実は季節や収穫する木ごとに酸味や甘味がそれぞれ異なるため、レシピをマニュアル化することができません。酸味と甘みのバランスを一定に保つために、加熱時間や甜菜糖の量などを熟練した職人の感覚に頼り、少しずつ作っています。

美しい見た目と確かな味で
ギフトやおもてなしに最適
樽正のジャムは、ご自宅用だけではなくギフトとしても人気が高いのが特徴です。厳選素材や食品添加物無添加であることはもちろん、色が美しいことも理由です。
生の果実の色を損なわないように色を見ながら職人が少しずつ作っているだけではなく、輪切りのフルーツが外からキレイに見えるように、一つ一つ心を込めて手作業で瓶詰めしています。
大切な先様への贈り物や、お客様のおもてなしにも、安心して自信をもってご利用いただけます。
Voice お客様の声


中谷 久恵 さん
フルールアート教室アトリエきつつき 主宰
食べる度、幸せな気持ちになります。
自分自身がアレルギー体質もあるので、安心して食べれるものを選んでいます。
そう言った意味では樽正さんの食品は安心して、家族や教室の生徒さんにもお出しできるので重宝しています。
食べる度に幸せなを感じます。美味しくて、材料も間違いない、あとは見た目も綺麗なので、プレゼントにも最適で、すごく喜ばれます。


看護師I さん
オレンジコンポートから癒しを頂いてます。
いつも、オレンジコンポートと生姜レモン茶を購入しています。職場に持って行ったりしていますが、あっという間になくなります笑。甘さが控えめで他社の製品よりも健康的な感じがして、素材の味がより感じられて、孫にも食べさせたいな、と思ってます。


主婦T さん
生姜レモン茶を飲むと、力が抜けて、ホッと安心します。
普段はコンポートは嫌な甘さがするので買わなかったんですけど、樽正さんのいちじくコンポートを教えていただいて初めて食べた瞬間、ホッとして力が抜けるような体験をして、それから大好きでリピートしています。


主婦T さん
幸せのお裾分けって感じでプレゼントしています。
最初は、信頼できる方からの紹介で購入しました。
自分にとってのプチ贅沢です。大事な人にプレゼントするにはぴったりの商品ですね。


主婦Y さん
食べると幸せな気持ちになります、
それを他の方にも味わって欲しい。
生姜レモン茶といちじくとオレンジコンポートを購入しています。
まず見た目が綺麗で嬉しくなります。食べると甘すぎず、美味しいです。
実家が四国で、お土産で持って帰ると、食べると幸せな気持ちになると喜んでくれますね。


主婦F さん
食べると、一瞬力が抜けて無になるような、幸せを感じます
見た目が綺麗で興味を持ちました。初めて食べた時に感じたのは、丁寧に作られているなということですね。
作っている方の気持ちが伝わってくるような感じがして、毎回とても美味しく、見た目も楽しく、幸せな気持ちで頂いてます。
一度食べればわかる、
こだわりの味
樽正本店様の商品を初めて頂いたとき、果物そのもの以上に、その果物の魅力を活かした商品を作られているところに魅了されました。
お取引を始めてすでに15年以上経ちますが、お取引を開始した時の感動は今も変わりません。
いつも丁寧な仕事をされていて、一度食べれば、樽正さんがこだわったものづくりをされていることがわかります。
無添加で、伝統的な製法で、本当に美味しいジャムやコンポートを作っている作り手さんの商品だと、これからもたくさんの方々にお勧めしていきたいです。